国内最大級の文具の祭典です。
早朝から並んだという多くの女性のお目当ては、かわいいシール帳にレトロなペンケース。
19日から4日間、神奈川県のパシフィコ横浜で開催されている日本最大級の文具の祭典「文具女子博」です。
会場には、限定商品や先行販売品など5万点以上の文具が並びます。
毎日の気分や出来事を記録する「ライフログ」は今、トレンドとして注目されています。
毎日違う質問に答えながら日々の気持ちや出来事を書き留めることができる3年間の日記がありました。
メーカーは、デジタル化が進んでいる時代だからこそアナログにこだわっているといいます。
いろは出版 広報・竹山衿佳さん:
あえて文字でアナログで手書きすることで、自分と向き合う時間をつくることができる。お客さまが自分と向き合う時間をつくれる商品を届けていけたら。
スティック型のミニスタンプは、好きなスタンプを10個選び、手帳や日記などを自分好みにカスタマイズできます。
シヤチハタ 広報室・高末迪予さん(高ははしごだか):
使っていて楽しいとか揃えるだけで楽しいとか、ワクワク感も一緒に楽しんでもらえるような商品を展開していきたい。
こだわりの機能や遊び心豊富なデザインなど、進化を続ける日本の文具。
そのターゲットは子どもだけではなく、コレクションを楽しむ大人や海外ファンなどにも拡大。
2024年度の売上高と利益は2018年度以降、過去最高を更新しました。
来場者は「ステッカーとかシールが本当に好き。日本の文化って感じ」「最近ノートづくりを始めたので興味をもって今回来た。自分なりのかわいいをつくれるところが魅力」と話しました。
初開催から9年、累計の来場者数は70万人を超え、文具ファンにとって毎年欠かせないイベントになっています。
日販セグモ 文具女子博実行委員会・大山真央さん:
直接文具メーカーと話せるのが結構楽しまれていて、メーカーからするとお客さまの声をその場で感じとれるので、文具業界の様々な人が集まる場として業界自体を発展させる一因になれたら。