静岡県河津町に古くから伝わるめずらしい風習「鳥精進・酒精進」が始まり、12月17日夜、鳥肉や酒を断つための儀式が行われました。

この風習は、酒を飲んで寝てしまった川津来宮神社の神様が火事から逃げ遅れた際に羽をしめらせた小鳥たちが火を消して助けたという伝説が始まりで、氏子たちは18日から6日間、鳥肉と酒を口にしません。

17日夜は「止め枡の儀」が行われ、氏子たちが鶏肉を使った料理を食べながら禁酒前に酒を酌み交わしました。

参加者:
神様が我々氏子が精進しながらより良い生活を送ってほしいという願いだと思うので、それを受けながら頑張りたい

この後、「止めます!」の掛け声とともに酒を飲み干した氏子たちは祭壇に盃を奉納し、我慢の6日間に入りました。

テレビ静岡
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