千歳市内の高速道路。
「うわ、あつっ！」（撮影した視聴者）
目の前で炎上していたのは空港連絡バスです。
別の動画ではバスの外にいる人の様子もとらえられていました。
12月17日午前11時40分ごろ、千歳市上長都付近の道央自動車道の上り線で、「空港路線バス後方から出火」と警察から消防に通報がありました。
火は約1時間40分後に消し止められ、乗客乗員41人は全員避難し、けがはありませんでした。
このバスは札幌発・新千歳空港行きの空港連絡バスでした。
発生から約10分後、乗客は別のバスに乗り換え、空港へ向かったということです。
目撃した人は…。
「エンジンルームあたりから火が見えた。急にパーンと爆発音がして何回か音がして火柱があがった」
「黒い煙がもくもくあがっていてバスが燃えていた。初めてみたのでびっくりした」（いずれも目撃した人）
この影響で道央道の一部区間で通行止めとなりました。
「新千歳空港のバス乗り場は全便運休となり乗り場に人は見あたりません」（川瀬雄也記者）
新千歳空港から札幌へ向かう高速バスは運休が相次ぎ、戸惑いの声があがりました。
「雪は安心していたんだけど高速道路が止まっていてどうしましょう」
「びっくりした。（炎上は）怖い。自分が乗るバスと考えるとひやっとする」（いずれも福岡から戻った客）
札幌方面へ向かう人が殺到したのはJR乗り場。
改札口付近は大きな荷物を持った大勢の人であふれました。
なぜ、このような火災が起きてしまったのか。バス事業に詳しい専門家は。
「爆発音となると燃料漏れが考えられる。もっともバス事故で多いので摩耗か点検ミスが有力かと思う」（東京都市大学 都市生活学部 西山敏樹教授）
北都交通によりますと、走行前の点検では異常はみられなかったということで、警察などが出火原因を調べています。
もしも走行中のバスが炎上したらどうしたらいいのか。東京都市大学の西山教授に聞きました。
・非常口の位置を知っておく
・異臭や異音など異常があったら知らせる
・火災の時は後方のエンジンルームから出火しているケースが多いため「前へ避難」を。
