株高などを背景に、個人が保有する金融資産が過去最高を更新しました。
日銀が3カ月ごとに公表する「資金循環統計」によりますと、個人が保有する金融資産は、2025年9月末の時点で2286兆円でした。
前の年の同じ時期と比べ4.9%増加し、2四半期連続で過去最高を更新しました。
このうち、「株式など」は317兆円で19.3%増加したほか、「投資信託」が152兆円で21.1%増えました。
個人投資家を対象にしたNISAの普及が進む中、株価の上昇が個人の金融資産全体を押し上げた形です。
一方、「現金・預金」は全体の49.1%となって、18年ぶりに50%を割り込み、貯蓄から投資への流れが強まっていることが浮き彫りになっています。