アメリカのトランプ大統領はロシアのウクライナ侵攻終結に向けた和平案をめぐる協議について、「これまでで最も和平合意に近づいている」と語り、合意に向けた進展を強調しました。
アメリカ・トランプ大統領:
プーチン氏とも何度も協議し、これまでで最も(合意に)近づいている。
トランプ大統領は日本時間16日午前、ホワイトハウスで演説し和平案をめぐる協議について「長い議論を経て順調に進んでいる」と強調しました。
トランプ政権でウクライナ和平の交渉役を担うウィトコフ特使らは15日、前日に続いてゼレンスキー大統領との和平案をめぐる協議を行いました。
2日間の協議を終えアメリカ政府高官は記者団に対し、ウクライナへの「安全の保証」について「集団防衛」の義務を負うNATO(北大西洋条約機構)の第5条の規定に相当する保証を含むと説明しました。
ロシアもこれを受け入れるとの考えを示したということです。
ただ、領土問題についてはまだ協議が必要との認識を示し、週末に実務者レベルの話し合いを行うとしています。