来年1月5日に開幕する春の高校バレー。新潟県の男子代表として全国の舞台で戦う関根学園を紹介します。

■タイプの違う2人のエース 今年急成長した選手も

【関根学園 松永洸晟 チームキャプテン】
「春高まで1カ月切っているから張り切っていこう」

春高に向けて気合いを入れ直したのは男子の代表校・関根学園です。

【関根学園 竹田尊飛 ゲームキャプテン】
「(会場の)東京体育館は夢の舞台なので楽しみという気持ちが大きい」

関根学園は今年、チームとして初めて県の頂点に立ち、春高への切符を獲得。その強みは高さの竹田と機動力の下鳥というタイプの違う2人のエースの存在です。

【関根学園 下鳥漣大 選手】
「竹田と自分がエースなので、困ったときは2人でしっかり話し合ってチームを引っ張っていきたいと思っているが、自分たちのバレーは“全員バレー”でしっかり勝ちきること」

得点源となるのは2人のエースだけではありません。今年、急成長した3年の藤川です。

【関根学園 藤川寛大 選手】
「1・2年生時はスタメンとして試合に出ることはできなかったが、3年生になってほぼ全試合にスタメンとして出られるようになって緊張感も全然違った」

コート中央からのクイックが攻撃の軸になるポジションながらも高いトスを打ち込んだり、サイドに回ってスパイクを打つことができるのが藤川の特長。

スタメンをつかめなかった時期に練習で様々なポジションを担った経験が生きているといいます。

【関根学園 藤川寛大 選手】
「真ん中から自分が変則的な動きをすることで、相手のミドル(ブロッカー)をつることができる。サイドにブロックが1枚ずつになって(エースが)打ちやすい環境をつくれる」

■エース生かすためブロック・レシーブの連動に力!

ただ、取材した日の練習で多くの時間を割いて取り組んでいたのは守備です。

【関根学園 竹田尊飛 ゲームキャプテン】
「1本目(レシーブ)が上がらないと2本目(トス)が崩れて、3本目で攻めきれないというのが県予選(決勝)の1セット目でもあったので、そこを課題としてやっている」

テーマはブロックとレシーブの連動。ブロックで相手スパイクの威力を軽減したり、コースを限定することでレシーブを安定させようと取り組んでいるといいます。

これもすべてはチームの攻撃の要であるエースを生かすため。

【関根学園 上野蒼空 選手】
「(関根学園の)エースが高くて、練習試合をしていても通用するところばっかりなので、そのエースにみんなでつなぐというところが自分たちのしていたバレー」

夏のインターハイでもレベルの高い相手に勝利を挙げることができた実績を自信に、初の春高の舞台でベスト8を目指します。

【関根学園 竹田尊飛 ゲームキャプテン】
「チャレンジャー。(春高は)初出場なので、そこは思いっきりがむしゃらにやりたい」

春の高校バレーは来年1月5日に東京で開幕します。

NST新潟総合テレビ
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