2026年1月5日に東京で開幕する春の高校バレーについてです。

大分県代表校をご紹介します。

今回は男子の大分南。選手たちを陰で支える存在がチームのキーマンです。

11月の県大会ではチーム初となる3連覇を達成し、全国大会への切符を手にした大分南。

◆3年・宮永晃宏選手
「また春高で戦えるチャンスがあるというのはすごく嬉しいことですし、その切符を掴んだからにはまた頑張りたいという気持ち」

2025年のチームは全国高校選抜の合宿にも参加したキャプテン・井出平をはじめ、最高到達点3メートル30センチ越えの芦谷など3年生を中心とした高さやコンビネーションを生かしたバレーボールが持ち味です。

◆3年・野々村志大選手
「この3年間練習してきたことの成果をしっかりと1球に込めてサーブを打ちます」

そんな3年生の中に特別な思いでこの大会に臨む選手がいます。

◆県大会決勝 TOS藤村晃輝アナウンサー実況(11月)
「ベンチからサポートしているのはマネージャーの中村海斗さん。 インターハイのあと受験のためチームを離れました。自分で決めた進路だったけど、辞めることを告げた夜はずっと泣いていたそうです。ただ受験を終えて自分の心に残ったのは、みんなとまた春高に行きたい。その思いでした。いまはコートの外からチームを支えています」

中村さんは理学療法士を目指すため、夏の大会後に部活動を引退。

ただ、受験に向けて教室で面接練習をしているときも体育館から聞こえてくるバレーボールの音がずっと気になっていたそうです。

◆マネージャー・中村海斗さん
「どんな形であっても恩返ししたいなという気持ちがあったので、マネージャーとして戻る決断をしました」

チームに戻った中村さん。いまは球出しや得点係のほか、対戦チームの分析など選手だった経験も生かして、サポート役に徹しています。

◆マネージャー・中村海斗さん
「(受験に)合格して戻ってきたときもみんなが『おかえり』と温かい気持ちで迎え入れてくれたのですごく感謝しています」

前回の大会では、初の3回戦進出を果たした大分南。

コートの中の選手だけでなくマネージャーも一体となって目指すのは…

◆部員全員
「春高日本一!しゃー!」

テレビ大分
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