障害のある人に舞台鑑賞を楽しんでもらおうと14日、秋田市でボランティアが劇場の席への誘導方法などを学びました。
「あきた芸術劇場ミルハス」では、2024年から障害者の劇場鑑賞をサポートする取り組みを始めています。14日は市民ボランティアを対象にした研修会が開かれました。参加者はアイマスクや白杖を使って視覚障害者の感覚を体験しながら、安全な補助の方法などを学びました。
劇場で安全に障害者を誘導するには誘導する人が段差の有無や通路の幅などを具体的に伝える必要があります。参加者は「もう一段下りの段差があります」などと声をかけて、誘導を行っていました。
参加者:
「相手の身になるのが一番大事で一番難しく感じた」
ミルハスでは2025年度中に3回、鑑賞支援ボランティアを配置した公演を行うことにしていて、研修の参加者も活動することになっています。