愛媛県砥部町の「とべ動物園」で11日、オランウータンに新たな仲間が嫁入りしました。インドネシアからやって来たのはメスの「ジェニファー」。園の人気者「ハヤト」のパートナーです。
小川日南アナウンサー:
「トラックが今入ってきました。ジェニファーを乗せたトラックがとべ動物園に到着しました。ケージには大きくジェニファーと書かれています。今、4人がかりで寝室へと丁寧にゆっくり運んでいます」
「とべ動物園」にインドネシアから嫁入りのためやってきたのは、ボルネオオランウータン「ジェニファー」。メスの14才です。11月10日に日本へ運ばれ、30日間に及ぶ検疫をクリアして、11日に到着しました。
「ジェニファー」のパートナーは、やんちゃで愛らしいキャラクターが人気の「ハヤト」(15)です。
オランウータンは、生息する熱帯雨林の減少などにより野生では絶滅の危機。愛媛県はインドネシア政府と調整を続け、とべ動物園と現地の動物園「タマンサファリ・インドネシア」が今年4月、保護や繁殖のための協定を結び、「ジェニファー」の受け入れが決まりました。
飼育を担当するのは井上依里子キーパーたち。今年8月に現地を訪れて「ジェニファー」と対面し、飼育環境やエサの与え方の研修を受けるなど準備を進めてきました。
「ジェニファー」の寝室には、子どもたちがメッセージを書いたハンモックも吊るされ、受け入れの準備は万端です。
担当の井上依里子キーパー:
「すごく頭の良いかわいらしい子です。まずはジェニファーがとべ動物園の施設に慣れてくれること。そして私たちに慣れてくれること。そういうことからまず始めて、ジェニファーの精神状態が落ち着けば、徐々にハヤトとのお見合いを始めたいと思います」
ジェニファーは園に着くと早速、ジュースを飲むなど落ち着いているということで、井上キーパーも一安心といいます。
一般公開の時期は未定で、12月22日にはまず報道関係者向けに公開される予定です。
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