今年10月新しい区間が開通し、渋滞緩和につながるか関心が寄せられている熊本西環状道路についてです。熊本市は10日の市議会で開通後初めてとなる調査結果を公表、想定どおりの交通量で「渋滞緩和に効果が出ている」と報告しました。
熊本西環状道路の新区間・池上工区は、花園インターチェンジと池上熊本駅インターチェンジ間の4.6キロで今年10月19日に開通しました。
これにより延長12.5キロのうち8.7キロが通行可能となり、北区方面と西区のJR熊本駅とが新たに結ばれたことから市中心部の渋滞緩和への効果に関心が高まっています。
熊本市は10日の市議会・都市整備委員会で開通後の10月28日に行った交通量調査の結果を報告しました。
市によりますと、池上工区の交通量は想定を200台ほど下回る1万392台。
また2017年に開通していた北側の花園工区の交通量は池上工区開通前より5400台以上多い1万6328台と、想定を上回る交通量が明らかになりました。
【市道路計画課・並河洋一課長】
「開通直後は、おおむね想定通りの交通が確認できている。所要時間短縮、渋滞緩和の効果が出ていると考える」
市は11月、開通1カ月での調査も行っていて年内に結果をまとめ公表したいとしています。