佐賀労働局は、昨年度長時間労働が疑われる事業所に立ち入り調査などを
行った結果、県内146の事業所で違法な時間外労働が確認されたと発表しました。
佐賀労働局によりますと、昨年度、長時間労働が疑われる県内360の事業所に
立ち入り調査などを行った結果、40.6パーセントにあたる146の事業所で
違法な時間外労働が確認されたということです。
このうち、月80時間を超える時間外労働は55.5パーセントにあたる81の事業所で、前の年度と比べ21.6ポイント多かったというこです。
また月100時間を超える時間外労働は49の事業所、150時間超えは8の事業所で
200時間超えは1カ所で確認されたということです。
佐賀労働局によりますと「人手不足に加え去年4月から建設業やドライバー、
医師などにも労働時間の上限規制が適用されることになったことが影響した」
としています。
佐賀労働局は「今後も長時間労働の是正に向けた取り組みを積極的に行いたい」と
しています。
