中米ホンジュラスの大統領選で与党の後継候補が伸び悩み、野党候補2人の大接戦となっています。
11月30日、ホンジュラスで任期満了に伴う大統領選の投開票が行われ、野党から立候補したテレビ司会者のサルバドル・ナスララ氏と、トランプ大統領が支持を表明している元テグシガルパ市長のナスリ・アスフラ氏がいずれも40%近くを得票し、わずかな差で競り合っています。
選挙では外交方針が争点の一つとなっていて、現政権は2年前に台湾と断交し中国と国交を樹立しましたが、野党の2候補はいずれも台湾との関係改善に前向きな姿勢を示しています。
一方、カストロ大統領の政策継続を掲げる与党候補、リキシ・モンカダ氏は得票が伸びていません。
選挙管理当局の集計作業は遅れていて、1日現在も最終結果は確定していません。
こうした中、トランプ大統領はSNSに、「ホンジュラスは大統領選の結果を変えようとしているようだ。もしそんなことをすれば、重大な代償を払うことになるだろう」と投稿しています。
(画像は左からサルバドル・ナスララ氏、ナスリ・アスフラ氏、リキシ・モンカダ氏)