香港で11月26日に起きた大規模火災で28日、新たに8人が逮捕されました。
逮捕者はこれで11人になりました。
香港の高層住宅7棟が燃えた火災では、これまでに死者128人、負傷者79人の被害が出ていて、約200人の安否が不明となっています。
地元メディアによりますと、香港当局はこの高層住宅の改修工事を担当していたコンサルタント会社の取締役や、足場工事の下請け業者など8人を28日、新たに逮捕しました。
改修工事をめぐっては、耐火基準を満たさない防護ネットが火災拡大につながったとみられ、すでに工事関係者3人が逮捕されています。
また、消防当局は28日、この高層住宅の火災報知器が正常に作動していなかったことを明らかにしました。
住民からは「報知器がならなかった。私の電話でお父さんは下に降りて、火事を知った」「なぜ警報が鳴らなかったのか原因はわからない。そのせいで市民や住民が避難できなかった」といった声が聞かれました。
香港当局は、火災による被害が拡大した背景について捜査を一段と強める方針です。