知人男性から現金を脅し取ったとして暴力団組員らが逮捕された事件を受け、県警は28日、組事務所を家宅捜索しました。
家宅捜索が行われたのは、広島市南区南蟹屋にある指定暴力団共政会荒瀬組の事務所です。
警察によりますと、恐喝の疑いで逮捕された荒瀬組の組員蔦野賢次郎容疑者(42)ら3人は共謀し、今年9月、広島市内で車を走行中、20代の男性に「お前どうけじめつけるんじゃ、おら」「3万じゃ」などと言って頬を平手打ちし、現金3万円を脅し取った疑いが持たれています。
蔦野容疑者ら3人のうち2人は被害男性と知人関係で、男性を呼び出して車に乗せ恐喝したとみられています。
捜査に支障があるとして3人の認否は明らかにされていません。
警察は、荒瀬組の事務所を家宅捜索し、組織的な関与がないかなどを調べる方針です。