岐阜県八百津町で、秋の時期だけ営業する「栗カフェ ふじのや」。名物は、栗きんとん5個分を贅沢に使い、“賞味期限30分”という超レアな栗きんとんモンブランです。本格栗スイーツを求め、連日多くの人が訪れています。
■話題の栗きんとんモンブラン
「栗カフェ ふじのや」は、栗のおいしい9月から12月のみオープンする季節限定店です。

一番人気は、プリンの下に栗きんとんが敷かれた「栗きんとんプリン」(500円)。しっとりなめらかな舌触りが好評です。

もう1つの看板商品が、1日100食出ることもある「栗きんとんモンブラン」(1600円)。
客:
「美味しいです」
別の客:
「秋を感じられてよかった」

最大の特徴は、なんと“賞味期限30分”。
担当者:
「普通のモンブランと違い、使っているモンブランペーストに栗きんとんを使用しているので形を保つのが30分程度になる」
一般的なモンブランは生クリームや砂糖を加えてペースト状にしますが、栗きんとんモンブランは栗きんとんそのものを絞っています。

栗カフェふじのやの担当者:
「水分が蒸発して、乾いたり崩れたりしやすく、きれいな形を保てるのは30分が限界」
■“栗尽くしモンブラン”のこだわり製法
繊細なモンブランは作り方にもこだわりが。栗のロールケーキにメレンゲと生クリームを絞り、その上にムースを乗せ、さらに栗きんとん5つ分のペーストをたっぷりと重ねます。仕上げに栗と金粉を散らした、まさに“栗尽くし”の一皿です。

客:
「栗をしぼって優しい感じでおいしかった」
別の客:
「栗きんとんそのままの味がする」

さらに、使用する栗きんとんにもこだわりがあります。
担当者:
「元々、祖父の代から和菓子屋をやっていて、栗きんとんも店で一から作っています」
創業75年の老舗和菓子店が運営しており、栗きんとんには岐阜県産のこだわり栗を使用。しっとりなめらかな舌触りが特徴です。

店の外にはテラス席があり、これからの季節は紅葉を眺めながらのカフェタイムが楽しめます。
客:
「天気がいいから外で食べるのがおいしく感じる」
期間限定のユニークな栗カフェ。2025年の営業は、12月14日までとなっています。
