一方県は、JR九州が特急「かささぎ」の減便などの案を示したことについて、「約束と違う」などと反発しました。
【県地域交流部 寺田博文部長】
「県としてはですね6者合意、この約束が全てだと思っていますので、利用状況を持ち出されるのは違うんじゃないかなと」
27日午前、JR九州の佐賀鉄道事業部の阿部俊浩部長など担当者3人が県庁を訪れ、約30分間にわたり、地域交流部の寺田博文部長と非公開で面会しました。
JR側からは利用客が少ないことなどを背景に、特急「かささぎ」を減便する一方、普通列車を増便することで利便性を維持する案なども示されたということです。
これに対し県側は、「国やJR九州などとの合意が守られていない」としたうえで懸念を示しました。
【県地域交流部 寺田博文部長】
「約束があっても結局、西九州新幹線開業後3年経ったら減便という案が出される状況の中で、代替案が今後も維持されるという保証も実はどこにもない」