戦時中、沖縄から長崎に向かう途中でアメリカ軍に撃沈された学童疎開船「対馬丸」の慰霊祭が、鹿児島県の奄美大島の宇検村で行われ、沖縄の関係者が訪れました。

慰霊祭は沖縄県那覇市の対馬丸記念会が行ったもので、沖縄に住む生存者や遺族、宇検村の住民らあわせて約100人が参列しました。

対馬丸は1944年8月に悪石島沖でアメリカ軍に撃沈され、多くの遺体が流れ着いた宇検村では住民が遺体の埋葬や生存者の救護にあたりました。

慰霊祭には対馬丸の生存者で、両親ときょうだいのあわせて9人を亡くしたという高良政勝さんが、宇検村の住民に感謝の気持ちを述べました。

親族9人を亡くす・高良政勝さん
「助けてくれた奄美大島の宇検のみなさんに感謝してもしきれない」

鹿児島テレビ
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