富山県内企業の女性の管理職や役員の割合は、去年よりも減少していることがわかりました。
信用調査会社の帝国データバンクの調査によりますと、県内企業の女性管理職の割合は平均で8.0%、また女性役員の割合は11.0%でともに前の年を下回り、増加傾向が続く全国平均とは対照的となりました。
県内で減少した要因について、帝国データバンクでは「女性従業員自身が昇進を望まない考え方」や「家庭と仕事の両立が困難」との問題が根強くあるためとみています。
また男性の育休取得率の調査結果も発表され、30.8%と前回調査した2年前から16.4ポイント増え、こちらは全国平均の20.0%を大きく上回っています。
特に従業員数が51人から100人規模の企業で58.0%と最も高く、今年度から取得率の公表が義務付けられた301人から1000人の規模の企業でも大幅に増え、中小企業での取得率が全国の水準を大きく上回っています。