富山県魚津市で今年収穫された大豆の初検査が行われました。夏の高温少雨の影響で収穫時期が遅れ、収量も減る見通しです。
大豆の初検査は魚津市のJAの倉庫で行われ、主力品種「エンレイ」と「シュウレイ」あわせて約17トンが持ち込まれました。
これらの品種は納豆や豆腐などの材料となる加工用の大豆で、粒の大きさやシワの有無などを調べた結果、いずれも合格と判定されました。
しかし今年は夏の高温少雨やカメムシの被害が多かったため、収穫期になっても茎が枯れない「青立ち」が発生し、収穫が平年より2週間ほど遅れたほか、収量も少なく見通しです。
*JAうおづ営農企画課 高縁大課長
「とれたものは思っていたより良いものがとれた。きょう検査していないサンプルの地区で「青立ち」などが出た。そこで収量がかなり落ちると見込んでいる。」
JAによりますと、県内で生産されている大豆の品種は暑さに弱いものが多く、県全体の大豆の収量はこの10年減少傾向だということです。