全国でランサムウェアによるパソコンなどの被害が増えていることを受け、最新のサイバーセキュリティに関するセミナーが開催されました。
長崎県主催のこのセミナーには医療や福祉、製造業、サービス業など48社からIT担当者94人が参加しました。
ランサムウェアはパソコンなどにあるデータを暗号化し、使えない状態にしてしまうもので、被害は2025年度上半期に全国で116件、県内でも2件発生しています。
セミナーでは、被害を受けた状態を再現したデモンストレーションを体験し、パスワードを複雑なものに変更するなどの対策を学びました。
サイバーセキュリティ・イノベーション研究所 プリンシパルスレットリサーチャ 河田 芳希 さん
「これだけやっていればセキュリティ対策万全ということは広告とかで見そうな感じがするけれど、それは絶対にない」
デジタル化の進展に伴い、犯罪者側が利益を得る仕組みも確立されるようになっていて、被害に遭う可能性が高くなっています。
県は今後もセミナーを開催し、被害の状況や対策などを広く知らせていくことにしています。