2024年6月、大分県日田市の商業施設で高齢の女性が刃物で刺されて殺害された事件の初公判が25日、大分地裁で開かれました。

被告の男は起訴内容を否認し、無罪を主張しました。

殺人などの罪の問われているのは日田市の無職・白土正博被告57歳です。

起訴状などによりますと、白土被告は2024年6月、日田市の商業施設内で当時84歳の女性を首を果物ナイフで刺して殺害した罪に問われています。

この事件の裁判員裁判の初公判が25日大分地裁で開かれ、白土被告は「私はやっていません」と起訴内容を否認しました。

検察側は冒頭陳述で「手元の現金が尽き、自暴自棄になって人を殺害しようと決意した」などと動機を指摘しました。

これに対し、弁護側は「被告は犯人ではないため、無罪である」と主張。

また、「犯人であったとしても精神疾患の影響によるもの」だとして、罪には問えないと訴えました。

一方、25日の裁判で、白土被告は「床に寝そべっていいか」などと訴え、午前は2度休廷しました。判決は12月9日に言い渡されます。

テレビ大分
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