警察車両が次々と集まり、中には盾を持つ市役所職員の姿も。
クマの目撃が相次いでいる秋田市の住宅街で25日朝、緊張が走りました。
25日午前8時45分ごろ、秋田市の住宅の敷地内で体長約1メートルのクマ1頭が目撃されました。
そして、クマは住宅の庭を占拠。
座って動かずに、辺りを警戒しているように見えます。
クマが居座りを始めてから約4時間後、麻酔銃による緊急銃猟を行い、クマは捕獲されたということです。
クマに居座られた住宅の男性は「隣の家から電話がきて、クマがそっちの方に行ったみたいだから気をつけてって言われて、窓から(見たら)ここにいたんですよ。1mから1m40cm~1m50cmあるかなって。結構大きかったね。そこに栗の木があるんですね、栗が落ちた実を拾って食べているのか分からないが、うずくまって動かない。あーびっくりしたね。襲われたら大変だと思いますよ」と語りました。
クマは庭の塀を乗り越えるなどした後に、木の下にとどまっていたといいます。
秋田市の市街地では連日、クマの目撃が相次いでいました。
クマが居座った現場周辺のハローワークの防犯カメラには、敷地内を歩き回るクマの姿が映っていました。
駐車場を横切り、去った後も複数の場所で目撃されていました。
止まらないクマ出没は他にも。
北海道・苫前町では、巨大なクマが箱わなに捕獲されました。
苫前町猟友会・林豊行さん:
今まで私がワナでとったクマの中では最大。おしりとかおなかの毛がワナの鉄筋からはみ出しているぐらいですから。
猟友会によると体長は1.9メートル。
ベテランハンターも経験したことがない大きさだといいます。
同じ場所では、11月11日から12日にかけて体重400kg級の巨大グマが出没。
巨大グマは約300kgもある箱わなを、いとも簡単にひっくり返し、立ち去っていました。
苫前町猟友会・林豊行さん:
(同じ個体の)可能性は高いです。
捕獲されたクマは、目撃された巨大グマと同一の可能性があるとみられています。
冬眠シーズンを迎えても止まらないクマ出没。
今後も警戒は続きそうです。