大相撲、富山市出身の西序二段12枚目の鶴英山(かくえんざん)は、膝のケガで2場所の休場から復帰した九州場所を7勝0敗で締めくくりました。

鶴英山は九州場所で元十両の川副を破るなど復帰の場所で好調な相撲を見せ、7勝0敗としました。
しかし同じく7勝で、同じ音羽山部屋所属の18歳、西序二段45枚目の竜鳳(りゅうほう)と並んだため、千秋楽の優勝決定戦にもつれ込みました。
優勝決定戦では竜鳳に掬い投げで敗れ、序二段優勝とはならなかったものの、ケガから復帰した九州場所を7勝0敗で終え、来場所は三段目に復帰する見込みです。

九州場所を終えた鶴英山は、BBTの取材に「今場所は2場所休場して復帰の場所でした。久々に出る場所は緊張感もありましたが、自分らしい前に出る相撲をとることができ、7戦全勝することができ、自分の中で手応えと安心を得ることができました。」と今場所を振り返りました。
そして「決定戦では負けてしまいましたが、また来場所に向けて、課題克服と怪我の完治を目指して日々稽古に取り組んでいきたいと思います。これからもまた関取を目指して頑張っていきますので応援よろしくお願いします」と今後への意気込みを話しました。
再入幕を確実にした朝乃山に続く県勢第二の関取となるか、今後の飛躍に期待が高まります。

【鶴英山のプロフィール】
音羽山部屋所属・富山市出身の22歳。
今年3月に近畿大学を卒業。
五月場所で幕下付け出しでデビューし勝ち越したものの、名古屋場所前の最終調整で膝を痛め二場所連続で休場し九州場所で復帰を果たした。
今後の活躍に期待の富山県出身力士。
(富山テレビ放送)
