滋賀県高島市のおにゅう峠では、紅葉と雲海が織りなす幻想的な景色が多くの人を魅了します。
滋賀県高島市と福井県小浜市の境に位置するおにゅう峠は大阪から車でおよそ3時間。
午前4時。真っ暗な山道を進んでいくと、大勢の人がカメラを構えています。
【集まった観光客】「すごい、すごいね」
視線の先にあるのは…山にたなびく雲海です。
■雲海が現れるのは限られた条件
雲海は、雨が降った翌日、よく晴れて、冷えた朝など条件がそろった日にのみ出現。さらに、この時期は、朝日が昇ると紅葉と雲海のコラボレーションが見られるのです。
【滋賀から来た観光客】「僕は、1時2時くらい(から来ている)。こういう時期じゃないと見られないから、撮れたら最高ですね」
【バングラデシュの観光客】「おとといは(紅葉)綺麗だけど、雲海が無かったなかった。8時まで待ったけど無理で帰った。運が大事」
■運が良くないと出会えない景色
取材班は、去年も同じ時期にここを訪れましたが、雲海は現れず...
まさに、運が良くないと見ることができない景色なのです。
午前6時半。徐々に、朝日が昇り始めます。
「運が良く」、この日は雲海が出現し、絶景を見ることができました。
【バングラデシュの観光客】「紅葉と雲海、朝日、空もグラデーションが綺麗、世界的に一番良いかも」
【マレーシアの観光客】「来たかいがあったという感じです。特に暑い国は体験できないので」
雲海の中に紅葉が浮かび上がる幻想的な景色は、世界の人をも魅了します。
(関西テレビ「newsランナー」2025年11月24日放送)