北海道日本ハムファイターズは11月24日、エスコンフィールドHOKKAIDOで「2025年新入団選手ウエルカムイベント」を開催し、ドラフトで指名された7選手と小村勝代表取締役社長兼オーナー代行、栗山英樹CBO、新庄剛志監督が出席しました。
新庄剛志監督は冒頭、選手たちに「帽子のサイズを小さく取れないように」、「スパイクの紐を輪の部分が余らないように」とプレー中の危険な場面を危惧しました。そして「2軍にいる間は茶髪禁止」という3つのルールを提示。さらに情報交換のためにインスタグラムの開設を要望しました。
ドラフト1位指名を受けた明治大学の大川慈英は、「最高の球団に指名していただいて嬉しいです。相手の球団には絶望を与える投球を、ファンの皆様には信頼して安心して見ていただける投手になりたい。来年、日本一を獲るためのピースとして腕を振っていきたいと思います」と力強く抱負を述べました。
新庄監督から希望するポジションを問われると、大川は「これまでもずっとクローザーをしてきたので、クローザーで1年間投げることを目標に頑張ります」と回答。先発への意欲については、「もちろん、クローザーをしてしっかり結果が出たら、先発として頑張りたいです」と語りました。
北海道に初めて訪れたという大川は、「北海道のファンの皆様にはまだ自分のことを全く知っていただけていないと思っているので、これからプレーで見せていけたら」と意気込み、北海道のイメージを「美味しいものが多い」と話しました。好きな食べ物を聞かれると「北海道と関係あるか分からないですけど、うなぎが好きです」と答え、会場の笑いを誘う一幕もありました。
リリーフで900試合登板を誇る宮西尚生投手については、「本当にストイックな方で、練習もすごくたくさんやると聞いたので、自分もそこはルーキーとして負けず、練習量をしっかりやっていきたい。そして長い年数をずっと投げ続けるにはどうやっているのかを聞きたいです」と尊敬の念を示しました。
新庄監督の印象を聞かれると、「やはり、オーラというか、これまで見た事のない人を惹きつける何か。気づいたら目線がそっちに行ってしまうような方なので、自分もそういうオーラをファイターズでつけられたらと思います」と語ると、新庄監督が「開幕1軍!」と返して会場の笑いを誘いました。
そして自身のアピールポイントについては、「“相手打者を刺す“ストレートなので、それを存分に生かして、強気のピッチングをしていけたら」と力強く抱負を語りました。
父が好きだったという、巨人キラーとして活躍した平松政次投手(大洋~横浜大洋)がつけていた背番号27を背負う大川の、一軍のマウンドでの活躍に期待が高まります。