宮城県富谷市は導入を検討している都市型ロープウエーについて、2つのルート案を公表し、その場合の概算の事業費を明らかにしました。

富谷市が導入を検討している都市型ロープウエーについて、11月21日、市が導入に向けた調査結果を公表しました。

富谷市 若生裕俊市長
「バスを補完するという意味ではすごく大きな基幹公共交通、自動運転ですし、担えるものだと大きな期待を寄せているので、実現に向けて取り組んでいきたい」

まずはルート案です。いずれも地下鉄・泉中央駅と明石台地区を結ぶもので、市がAルートとしたのは、泉区の将監トンネルを経由するほぼ直線のルート。Bルートは住宅地をう回するルートです。

用地費を含めない概算事業費は、Aルートでおよそ100億円、Bルートでおよそ147億円が見込まれているということです。

富谷市によりますと、富谷市から仙台市内に通勤通学で通う人はおよそ9000人いますが、現在、公共交通機関は「バス」だけで、交通の利便性を向上させることが課題となっています。

市民は…

富谷市民
「あったらいいと思います!成田に住んでいるので、成田経由でつくっていただいたら最高」
「だんだん年とってくると、運転するのも困るし、渋滞しますので、ロープウエーはいいですね」

一方、実現には、ロープウエーの支柱を設置するための用地調整や、仙台市との連携など課題も山積していて、市は今後も検討を継続する方針です。

仙台放送
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