里子として引き取った当時1歳の男の子に暴行を加えたとして逮捕・送検されていた30代の里親夫婦のうち、夫が、暴行の罪で起訴されました。妻は、処分保留で釈放されています。
起訴内容によりますと、府中市中須町の無職工藤寿悦被告(31)は、今年9月12日の朝、里子として引き取った当時1歳の男の子の顔面を足蹴りし、踏みつけ、床にたたきつけたほか、頭部を掃除機で殴打するなどの暴行を加えた罪に問われています。
この事件では、工藤被告の妻も男の子に暴行を加えた疑いで逮捕・送検されていましたが、広島地検福山支部はきょう付けで処分保留で釈放しています。
県は、事前の審査で夫婦を里親として「適格」と判断し、今年5月末に男の子を委託していましたが、それから4カ月ほど経った9月12日に児童虐待の通告を受け、その4日後に男の子を保護しています。