日中の応酬が続く中、国会でも問題が取り沙汰されるなど、今後の政府対応に注目が集まっています。
国会記者会館から、最新情報についてフジテレビ政治部・高橋洵記者が中継でお伝えします。
首相周辺は「エスカレートしないように、冷静に見ないといけない」と述べ、沈静化をはかりたい考えですが、野党からは早期の状況打開を求める声が上がりました。
立憲民主党・重徳和彦議員:
中国との経済関係に悪影響が出てくると、非常によくないと思っている。できるだけ早く事態を打開していただきたい。
茂木外相:
政府として、そういった(経済的な)影響がどうなっているのか見極めながら、引き続き状況を注視し、適切な対応をとっていく。
また、22日から開催されるG20での日中首脳会談の可能性についても茂木外相は「決まっていることはない」と述べるにとどめました。
一方、日本大使館が中国に滞在する日本人に対して、安全確保を呼びかけたことについて、木原官房長官は、「現地での状況を踏まえたものだ」と説明しました。
18日、日中双方の外務省の局長レベルが会談し、事態の沈静化を探りたい考えですが、現時点では予断を許さず、緊迫した状況が続いています。