全国高校サッカー選手権の鹿児島県予選決勝が16日行われ、神村学園が日本一となった夏のインターハイに続き、全国への切符を掴みました。
2年ぶりの優勝を目指す赤いユニホーム、神村学園と2年連続の優勝を目指す青いユニホーム、鹿児島城西の対戦となった決勝戦。
試合は早い時間帯から動きます。
前半12分、神村学園は右サイドでボールを受けた13番日高が中央へスルーパス。
これをJ1町田に内定している11番徳村が巧みに合わせ神村学園が先制します。
1点を追う鹿児島城西は21分、相手のパスをカットすると決定機を迎えます。
しかし、19番長渕のシュートは惜しくも枠の外。
同点とはなりません。
すると神村学園は29分、シュートのこぼれ球を9番倉中がヘディングで押し込み、2対0とリードを広げます。
後半にも5番、中野のヘディングシュートで相手を突き放した神村学園。
鹿児島城西の攻撃を堅い守りで抑え3対0と快勝し、2年ぶり12回目の全国大会出場を決めました。
神村学園3年・中野陽斗主将
「1人1人がチームのために戦うという気持ちを持ちながら、ピッチで表現できたのがこの結果に繋がった。目標はもちろん(インターハイと選手権の)2冠だが、自分たちは冬はチャレンジャーとして1戦1戦大事に迎えて冬までに成長して、また試合を楽しんで勝てたら」
一方、敗れた鹿児島城西。
2026年再び全国の舞台に戻るため、3年生が後輩へ思いを託します。
鹿児島城西3年・重盛響輝主将
「城西に入ってたくさんの仲間に出会えたことが1番の思い出。2026年また後輩たちが頑張って鹿児島で優勝して国立でプレーできると思うので、頑張って欲しい」
全国高校サッカー選手権は12月28日に開幕し、神村学園の初戦は12月31日、愛知代表の東海学園高校と対戦します。