愛知県の岡崎市民病院で2020年、医師の引き継ぎミスがあり、がん治療が2年遅れたとして、市は患者に賠償金400万円を支払う方針です。
岡崎市民病院によりますと、2020年10月、白血球の異常でCT検査を受けた70代の女性について、放射線科の医師は追加検査が必要とするレポートを作成し、別の医師に引き継ぎました。
しかし、この情報が正しく伝わらず、別の医師は必要な追加検査を実施しませんでした。
その2年後に、女性が血尿で受診して腎臓がんと判明。病院は引き継ぎミスが治療の遅れにつながったとして女性に直接謝罪し、400万円の賠償金を支払う方針です。