◆県内唯一の男子校「関西高校」男女共学化へ
岡山市の学校法人・関西学園は、11月17日、北区西崎本町にある関西高校を、2027年4月から男女共学化すると発表しました。
2027年4月から普通科、2028年4月からITビジネス科で共学化するということです。EIエンジニア科については、現在、検討を進めているということです。
◆”社会の変化を踏まえ、学びの場を男女問わず提供していくことが責務”と説明
発表では、社会における男女の役割や意識は大きく変わり「男女協働」が重要となっている環境下で、教育の役割は「未来の社会で男女が協働して活躍できる人材を育成すること」へと進化しており、社会の変化を踏まえ、学びの場を男女問わず提供していくことが本校の責務であると、共学化に至った理由を説明しています。
同校では共学化の開始に向けて募集要項などを準備していて、2026年6月ごろには発表できる見通しとしています。
◆卒業生には元経団連会長の故・土光敏夫氏、金メダリストの森末慎二氏など
関西学園は1887年に開校した私立岡山薬学校が起源で、関西高校は県内唯一の男子高です。これまでに5万人超える卒業生を輩出しています。
「行革の神様」といわれた元経団連会長の土光敏夫氏や、1984年のロサンゼルスオリンピック体操の金メダリスト森末慎二氏なども卒業生です。