山鹿市に住む元部下の女性を殺害するなどした罪に問われている男の裁判員裁判が11日から始まり、男は殺意を否認しました。
起訴されているのは、山鹿市下吉田に住む小売業、園村 圭司被告(52)です。
殺人と住居侵入の罪起訴状などによりますと、園村被告は去年7月、山鹿市に住む元部下の女性(当時58歳)の住宅に侵入し、女性の首を絞めて窒息させ、殺害した罪に問われています。
11日の初公判で園村被告は、「殺すつもりは全くありませんでした」と述べ、弁護人も殺意の有無について争う姿勢を示しました。
冒頭陳述で検察は「園村被告は女性に好意を寄せていて事前に行動や帰宅時間を監視。事件当日は被告から依頼された探偵が女性宅のインターホンを鳴らしたあと、園村被告が侵入し、女性が抵抗しなくなるまで首を締め続けた」と指摘しました。
判決は今月25日に言い渡される予定です。