宮内庁の黒田武一郎長官が新たに就任し、「努力を尽くしてまいりたい」と抱負を述べました。
宮内庁・黒田武一郎長官:
皇室のご活動をお支えするという極めて責任の重い仕事に就き、微力ですが努力を尽くしてまいりたいと思います。
就任にあたっての会見で、黒田長官は皇室の方々の適切な活動量や健康を課題として挙げたほか、安定的な皇位継承や皇族数の減少について「非常に待ったなしと言われる状態。早急に議論を進めていただきたい」との認識を示しました。
一方、退任した西村泰彦前長官は、両陛下の被災地訪問などに同行した日々を「本当に国民が苦しい時に寄り添い励まされる皇室は『心のよりどころ』だと感じた」と振り返り、退任に際し、両陛下から「長い間お疲れさまでした」とねぎらわれたと明かしました。