2026年のミラノ・コルティナ五輪まで、あと3カ月です。長野日野自動車所属のノルディック複合・山本涼太選手とクロスカントリー・小林千佳選手が、シーズン本番を前に抱負を語りました。

11月4日、遠征先のフィンランドからオンライン取材に応じた長野日野自動車所属でノルディック複合の山本涼太選手とクロスカントリーの小林千佳選手。

ともに、五輪2大会連続出場を目指して、11月末に開幕するW杯に備えています。

山本選手は前回、ノルディック複合団体で28年ぶりの表彰台となる銅メダル獲得に貢献しました。

今年は、ジャンプに加えてクロスカントリーにもコーチをつけ、強化を行ってきました。

山本涼太選手:
「ここ数年の中では一番いい状態にいるんだろうな。五輪に向ける気持ち、準備という面では少し余裕がある」

ノルディック複合では、3大会連続メダル獲得の渡部暁斗選手が今シーズン限りでの引退を表明しています。

山本涼太選手:
「暁斗さんの背中を追い続けている、今も追い続けていますけど、人間性、競技性、いろんな部分で学ぶ部分があった。(ミラノ五輪で)『桜を満開にさせたい』という話をされていましたけど、僕は桜の横で笑っていられるような存在でありたいなと思います」

小林選手は前回、4種目に出場。個人種目では50位が最高でした。

小林千佳選手:
「前回の五輪は出ただけで終わってしまったという感じが自分の中ではあって、(ミラノ五輪では)結果としては個人で20位以内に入りたいというのを目標に今年はやってきていて、強い姿を見せられるような滑りをしたい」

県民にメッセージも―。

山本涼太選手:
「今季に関しては違った期待もされたりもするかもしれないんですけど、私は私なりにやってきたことをぶつけるだけ。山本涼太なりの『山本涼太節』を見せつけたいと思っています。応援よろしくお願いします」

小林千佳選手:
「日本の代表であり、長野の代表であるということを忘れずにがんばっていきたい」

長野放送
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