福岡市地下鉄の公式Xが7日、更新され、「危険な撮影行為は絶対ダメ!」と防犯カメラの映像を添えて強い調子で警告しています。

映像に映っているのは、ホームから身を乗り出して線路側に腕を伸ばし、列車の写真を撮ろうとしている人物。

公式Xには
「10月24日15時40分に祇園駅のホームドアから線路側へ乗り出して撮影する行為が発生しています。警笛を鳴らし非常ブレーキを掛けましたが、数秒間撮影を継続しており大変危険な状態でした。写真のような行為は絶対にやめて下さい!」
とあります。

市交通局によりますと映像の人物は、列車が警笛を鳴らして非常ブレーキをかけてからも数秒間、撮影を続けた後、姿をくらましました。

同様の撮影をしていた人はほかにもいたといいます。

彼らが撮影していたとみられるのは、新型車両の導入に伴い今後、廃車が予定されている車両で、さらに普段はなかなか見ることができない「試運転」の表示を掲げていました。

福岡市地下鉄では約1年前にも西新駅で同様の行為が確認され、公式Xで「大変危険な状態だった」と異例の警告をしています。

今回撮影していた人物と同一かはわからないということです。

鉄道の写真や動画を撮影して楽しむいわゆる「撮り鉄」のマナー違反が全国で問題となる中、福岡市地下鉄でもそれが繰り返された形です。

再び警告せざるを得なかった交通局の担当者は「本来の公式Xの趣旨とは異なるが、危険な行為であり、こうした行為をしないように知っていただき安全利用につなげたい」と話しています。

テレビ西日本
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