北海道庁の幹部が業務中、女性職員に好意を示すメールなどを繰り返し送り、2人での食事に誘うなどセクシャルハラスメント(セクハラ)に該当する行為を続けたとして、懲戒処分となりました。
11月7日付で減給(10分の1)6カ月の懲戒処分を受けたのは、北海道庁総務部の50代の男性管理職員です。
道庁によりますと、管理職員は2024年1月から2025年8月まで、同じ部の部下である女性職員に対し、容姿や服装に言及するなど性的関心や好意を示唆する内容のメールを度々送信していました。
また、女性を誘い、2人でディナーに行くなど、複数回にわたり食事の機会をもっていました。
管理職員は勤務時間中に庁内の業務用システムを使い、繰り返しメールを送信していたということです。
2025年夏、女性からセクハラ相談窓口に連絡があり、事態が発覚しました。
管理職員は内部の聞き取りに対し、「不快に思っているとは思わなかった。仲良くなりたかった」などと説明しています。
このほか、水産林務部の男性職員は、教師を務める学校内で生徒に対し「お前を信頼した私が馬鹿だった」などと暴言を吐き、机を蹴る行為があり、戒告処分となりました。
道庁は11月7日付で、これらの職員を含む計8人を減給や戒告の懲戒処分としています。