愛知県一宮市の事故現場で、救急隊が使おうとしたAEDが“バッテリー切れ”。搬送された30代の男性は死亡しました。
一宮市消防本部によりますと、今月2日、市内で起きた軽自動車の単独事故の現場で、救急隊が運転手の男性(30代)にAEDを使おうとしたところ、電源が入らなかったということです。
救急隊は、男性を救急車に移してAEDのバッテリーを交換して処置しましたが、男性(30代)は搬送先の病院で死亡しました。
その場でバッテリーを交換していれば、およそ30秒の遅れで済みましたが、今回はおよそ4分の遅れが生じていて、医師は「遅れによる影響がないとは言えない」と話しているということです。
消防は、当日の朝に点検した際に電源を切り忘れたか、故障の可能性があるとしています。