二十四節季の一つ「立冬」の7日、愛媛県内子町の泉谷の棚田では、早くも地元の
小学生たちが自ら育てたコメで「もちつき」を体験しました。

山間に広がる棚田で子どもが杵を臼に振り下ろします。「もちつき」の体験が行われたのは、「日本の棚田百選」に選ばれている「泉谷の棚田」。地元の天神小学校の4年生29人がもちつきの体験学習に臨みました。

この棚田での体験学習は2000年から続いていて、今回も「もちつき」には児童たちが自分の手で田植えし、稲刈りしたもち米が使われています。

11月上旬の「立冬」での「もちつき」は、12月になると雪でスクールバスが棚田に上がれないことがあるため。

一カ月も早い「もちつき」になったものの、秋晴れの空の下で子どもたちは棚田農家の上岡満栄さんらと一緒に、交代でもちをつきました。つきあがったばかりのかたまりを、子どもたちがアツアツのうちに素早く丸めたあと、ほおばりました。

もちを食べた子ども:
「できたてだからモチモチでおいしい」
「作った甲斐がある」

上岡満栄さん:
「賑やかなのでええ。今日はいいお天気でよかった」

最後に児童が1人ずつ感謝の気持ちを伝えておもちを受け取り、自宅でおいしく食べるということです。

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テレビ愛媛
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