福井県立大学に新設された恐竜学部の学生向けマンションなどが入る建物が、勝山市に完成しました。学生の入居は来年3月から始まります。
   
恐竜学部生向けマンションの建設を企画したのは、北陸銀行と勝山市内の建設会社「大北久保建設」です。
 
「白亜紀ダイナ荘」と名付けられた3階建ての建物は、勝山市の中心部「本町通り」沿いに建設されました。2階と3階がマンションになり1階には北陸銀行勝山支店が入居し、4日から営業が始まりました。
 
建物の外観は恐竜や地層がデザインされていて、マンション部分は全部で10室。1Kの間取りで壁紙の色には緑や青を取り入れ、自然を感じられる演出となっています。
 
来年3月から入居できますが、すでに5人から応募があるということです。
  
北大久保建設では「まだ完成ではないが、外壁には大きなプテラノドンを乗せたりして楽しんでもらおうと思っている。是非元気な学生たちに入ってもらいたい」と話しています。
 
また、北陸銀行も「この拠点が、地域と学生をさらに結ぶような役割を担いたい」としています。
  
恐竜学部の学生は現在、永平寺キャンパスで学んでいますが、来年4月には県立恐竜博物館に隣接する勝山キャンパスに移動するため、勝山市内からの通学者も増えるとみられます。