宮城県内への渡り鳥の飛来が本格化する中、大崎市では鳥インフルエンザの感染拡大を防ぐための、防疫演習が行われました。
この防疫演習は、関係機関が迅速に対応することで、「高病原性鳥インフルエンザ」の感染拡大を防ごうと、大崎地域では2年に1回行われていて、今回が3回目です。
県職員や、防疫作業で県と協定を結んでいる建設会社の社員など90人が参加しました。
訓練は大崎地域の養鶏場で「高病原性鳥インフルエンザ」が発生した想定で行われ、防護服に身を包んだ職員などが、殺処分したニワトリを地中に埋める「埋却」の流れを確認しました。
宮城県北部家畜保健衛生所 加藤里子総括次長
「被害が広がることによって、養鶏業界だけでなく畜産業界や食肉まで影響が出ますので、なるべく迅速に感染を収束させることが、演習の目的となります」
県は、今後もこうした演習を継続して行う方針です。