岡山市中区の鋳鉄鋳物製造業「岡山鋳物」が、10月31日に岡山地方裁判所に破産を申請したことが民間の信用調査会社の調べでわかりました。
東京商工リサーチ岡山支店の発表によりますと、「岡山鋳物」は1964年設立、農業機械部品を主体とした鋳造加工製品を製造し、2011年3月期には年商約3億1400万円を計上していました。
しかし、既往の赤字計上で債務超過を抱えての運営で、近年も売り上げが伸び悩み、2025年3月期には年商2億2600万円にとどまるなど、資金繰りは悪化、原油高や資材費などの高止まりに伴い、受注環境も厳しさを増していたということです。
負債総額は約3億9500万円とみられています。