北海道オホーツク地方の斜里町では、国の登録有形文化財である旧国鉄の橋を保全して魅力を発信するため、寄付を募っています。
迫力あるこの橋はかつて、10のアーチが連なっていました。
斜里町の幾品川にかかる旧国鉄根北線越川橋梁は、コンクリート鉄道橋としては北海道内最大です。
軍事路線の一部として1940年に完成するも、列車が走ることなく終戦を迎え、国道開通で2つの橋脚が撤去されました。
鉄筋を使わない貴重な構造ですが、橋の上に木が生えてしまい、崩壊を防ぐために降雪前に撤去作業を実施しました。
知床博物館では、この樹木の除去費用と魅力発信の経費に充てるため、寄付を呼びかけています。