家族で何らかのトラブルを抱えていたのでしょうか。
札幌市北区の住宅で3人の遺体が見つかった事件は、この家族の息子で40代の男が逮捕されました。
男の動機は、未だに明らかになっていません。
「札幌市北区新琴似の静かな住宅街です。あちらのお宅で3人の方が亡くなってしまいました。あたりは規制線がはられ物々しい雰囲気に包まれています」（江上太悟郎アナウンサー）
家族3人が遺体で見つかった凄惨な事件。
殺人の疑いで逮捕されたのは、この家族の息子で、札幌市北区の無職中村純一容疑者でした。
中村容疑者は、札幌市北区新琴似の住宅で、姉の川村千恵子さんを刃物で刺して殺害した疑いがもたれています。
「僕が帰ってきたころには消防車がいっぱいいた」（住民）
「物騒な世界になった」（住民）
「この辺に知り合いが多くて、その人たちは野菜をあげたりもらったりしていた」（住民）
「ちょうどあそこの通りを仕事の帰りで通った。（Q．大きな音とかしなかったか？）特に何もなかった。普通に通りました」（住民）
10月31日午前11時40分ごろ、自ら警察署を訪れた中村容疑者はこう話したといいます。
「30分前に家族3人を殺した」（中村容疑者）
警察が確認したところ、2階建て住宅の1階で倒れている姉の千恵子さんと父親の道紀さん、母親の美枝子さんの3人を見つけました。
「雨のなか捜査員が続々と家の中に入っていきます」（川瀬雄也記者）
3人は首や胸など上半身を中心に複数の刺し傷があり、死因はいずれも出血性ショックでした。
調べに対し中村容疑者は「3人をナイフで刺して殺した」と容疑を認めています。
警察によりますと、この住宅では道紀さんと美枝子さん夫婦が2人で暮らしていましたが、最近は中村容疑者もこの家で寝泊まりしていたといいます。
また近所の住民によりますと、姉の千恵子さんとみられる女性も時折、出入りしていたといいます。
警察は家族4人が集まった際に何らかのトラブルがなかったか、中村容疑者から詳しい事情を聴いています。
