歌やセリフのない『サイレントオペラ』の熊本公演が、10月31日に芦北町の赤松館で始まりました。11月3日まで行われます。
この『サイレントオペラ』は日本の古典文学『かぐや姫』を題材に、2025年1月から2月にかけて、初めて東京で上演されたものです。
歌やセリフがなく、演者の表情や息づかい、風の音や床をたたく音などで、物語の情景や人物の心情を表現しています。
熊本公演は10月31日に明治時代の近代和風建築物で、国登録有形文化財である赤松館で始まり、観客は自由に歩き回りながら鑑賞し、『かぐや姫』の物語を体験していました。
【観客】
「初めて見ました、こういうもの。楽しみに待っていましたので、何だろう、何だろう、最初はどういうことかなと思ったんですが、だんだん分かってきました」
【かぐや姫役/彩莉しおんさん(八代市出身)】
「毎回、ライティング(照明)や気候で私たちのお芝居も日々変化していますので、また、見に来てくださるお客様の反応も楽しみながら、全力で駆け抜けていければなと思っています」