アメリカのトランプ大統領は10月31日、麻薬対策作戦の一環でアメリカ軍がベネズエラ国内へ地上攻撃を検討しているという報道について「真実では無い」と述べて否定しました。
トランプ政権は2024年9月以降、カリブ海沿岸などで麻薬の運搬が疑われる船を相次いで攻撃していて、アメリカメディアは、政権がベネズエラ国内への地上攻撃を検討していると報じています。
これについてトランプ大統領は10月31日、「真実では無い」と述べて否定しました。
トランプ大統領はベネズエラのマドゥロ政権が麻薬密輸に関わっているとしていて10月23日には「次は地上だ」などと述べてベネズエラ国内の施設に地上攻撃を行う可能性を示唆していました。
トランプ政権は地上攻撃に触れた発言後、最新鋭の原子力空母ジェラルド・フォードを中核とする空母打撃群をカリブ海沿岸地域に派遣することを決めるなど、軍事的な圧力を強めています。
アメリカメディアによりますと、これまでの麻薬撲滅作戦により、60人が殺害されています。