宮崎の高校生が考案した防災カードゲーム「私が来たからもう大丈夫!」が地域に配布され、防災意識と実践力の向上を進めている。小学校では児童たちがゲームを通じて、災害時に協力して課題解決する能力を育んでいる。

 災害時に役立つ知識をゲームで習得

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宮崎県の門川高校で防災について学んでいる生徒と教諭が考案した防災カードゲーム「私が来たからもう大丈夫!」。災害時に起こりうる様々な問題に対し、「道具」や、医者などの「人的資源」を使って課題解決を目指す。

カードゲームは門川小学校へ10セットが寄贈され、さっそく4年生61人が体験した。

小学生は「熱中症になりそうな人」を助けるために「ペットボトルのお茶」を用意するなど、具体的な解決策を話し合いながら見つけ出していた。

門川小学校4年:
浸水して人を助けるところが一番難しかったです。浮く材料とかを使って助けた。

門川小学校4年:
自分が、誰か1人でも助けられたらいいなと思った。

門川高校の生徒:
自分のことが大丈夫そうだったら、他の人を助けてあげられるような人になってほしいと思う。

門川高校は、クラウドファンディングなどを通じて資金を集め、300セットのカードゲームを印刷。町内全ての小学校と中学校への配布を進めており、地域全体の防災意識と実践力の向上を目指している。

(テレビ宮崎)

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