福島県は10月27日、県障がい者芸術作品巡回展における展示作品の一部を紛失したと公表した。

福島県によると、紛失が発覚したのは南会津町で開催された「きになる【】ひょうげんリターンズ2025」で展示されていた作品の一部。5冊のノートで1つの作品を構成している展示物について、1冊のノートが所在不明になっているという。
※【】は上段に左向きの矢印・下段に右向きの矢印がある記号

この巡回展は9月5日から15日の間で開催されていたが、業務委託先が16日に撤収作業を行っていたところ、当該作品の点数が少ないことに気付いた。
その後、巡回展初日の9月5日に展示物を記録した写真を確認したところ、この時点ですでに1点足りなくなっていて、これまでの巡回展の会場や保管していた美術館など作品を探したものの、発見には至っていない。

業務委託先が作者やその家族などに報告と謝罪を行っていて、委託元である県にも紛失事故としての報告があったという。

県は業務委託先に対して、長期保管する作品は写真入りのリストなどを作成し、作品を移動する際には記録を残して管理することなどを徹底するよう指導している。

福島テレビ
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