2025年5月、熊本・芦北町に婚姻届を提出し、『特撮レジェンド婚』としてSNSで話題となった、仮面ライダーアマゾンで主役の山本大介役を務めた岡崎徹さんと、ウルトラセブンでアンヌ隊員を演じたひし美ゆり子さんが講演を行い、『夢』について子どもたちに語りかけた。
人気特撮シリーズのヒーローとヒロイン
10月22日に芦北町の佐敷中学校で、町の合併20周年を記念して講演会が開かれ、佐敷校区の小・中学生と保護者計約300人が参加した。

講師を務めたのは岡崎徹さん(76)とひし美ゆり子さん(77)夫婦。2人は人気特撮シリーズのヒーローとヒロインで、2025年5月に芦北町役場に婚姻届を提出し、その後、町に移り住んだ。

岡崎さんは仮面ライダーアマゾンで主役の山本大介役を務め、ひし美さんはウルトラセブンでアンヌ隊員を演じた。

岡崎徹さんは「芦北町に住んでわずか2カ月。〈本当にすばらしい所だ〉と心から思う。みんな、この町を大事にしていこうね、本当にすばらしい所だから」と話し、「夢を持つことはとても楽しい。夢がかなったら、もっともっと楽しいはずだ」と夢の大切さを伝えた。
「77歳になってやっと夢を持った」
2人は『夢』をテーマに講演し、「うまくいかないときも自然体で、前向きに、夢をかなえるために努力を重ねてほしい」と語りかけた。

ひし美ゆり子さんは「〈東京以外で暮らしてみたいな〉という夢を、77歳になって、やっと夢を持った。子供のときは夢がなかったのに」と話す。

岡崎さんは以前から親交があった芦北町在住の漫画家・村枝賢一さんの誘いで移住を計画。ひし美さんに「一緒に暮らそう」と提案したところ、話がトントン拍子で進み、今に至ったという。

佐敷中3年の女子生徒は「2人が夢について『悩んでもいいし、努力も実る』と言われていたので、いい話だった」と話し、同じく佐敷中3年の男子生徒は「『後ろ向きにならず、前向きに行くことが大事』と言われていたので、〈ポジティブに前向きに考えていきたい〉と思った」と、2人の講演が胸に響いたようだ。

2人は、来月にも村枝さんと一緒に町内にカフェを開く予定で、子供たちに「ぜひ遊びに来て」と呼び掛けた。
(テレビ熊本)
