J1昇格に向けたプレーオフ進出へ正念場を迎えているモンテディオ山形。勝たなければ夢が断たれる大宮との決戦は26日(日)。チームは残りの試合にすべてをかけて望みをつなぐ。
前節の熊本戦で引き分け、J1昇格をかけたプレーオフ進出が厳しい状況となっている12位のモンテディオ山形。
26日に対戦する5位の大宮は自動昇格を争う勢いに乗るチーム。
リーグ戦が残り5試合となる中、勝たなければプレーオフ進出が断たれるまさに正念場。
しかし練習を見守るサポーターからは、勝利を後押ししたいという力強い声が聞かれた。
(サポーター)
「大宮はサポーターも含め勢いのあるチームだと思う。ホームの雰囲気で最後の試合までしっかりと応援したい」
「私たちが諦めたら選手たちにもその気持ちが伝わるので諦めないで応援したい。前回のディサロ選手のようなシュートを決めてほしい」
前回の大宮との対戦はアウェイでの開幕戦。
2対1で敗れはしたが、キャプテン土居聖真の気持ちの入ったゴールで、一時同点に持ち込むなどサポーターを沸かせた。
リベンジに向け、チームはホームの声援を力に変えて大宮を迎え撃つ。
(キャプテン・MF88土居聖真選手)
「前回は押し込みながらも相手の鋭いカウンターに手こずった印象。セットプレーも上手くやられたところがあるので、隙を見せないように準備していきたい」
負けられない大宮戦に向け注目されるのが、ディサロ燦シルヴァーノ。
現在チーム最多の11得点を挙げていて、前節の熊本戦では2戦連続のゴールを決めている。
魅せるプレーは「ゴールだけ」と、強い覚悟を見せるストライカーに期待が高まる。
(FW90・ディサロ燦シルヴァーノ選手)
「大宮に対してというより、目の前の試合を全力で丁寧に戦っていきたいと思っている。それはチーム全員で共有できているのでそれに向かってやっていきたい。寒くなってきているのでサポーターも風邪をひかないように。必ずスタジアムで勝利を分かち合いましょう」
残り5試合、プレーオフに進出できる6位との勝ち点差は14。
全勝しても上位チームの勝敗に左右される厳しい状況だが、横内監督は「可能性がある限り目の前の試合に集中して勝ち点3にこだわる」と、勝利への執念を燃やしている。
(横内昭展監督)
「しっかり守備で1対1の局面を粘り強くやる。はがされた時にどうチームで戦っていけるか。奪ったボールを下げるのではなく、相手のコートでプレーする時間を少しでも長くできれば、我々のストロングの部分を出せると思う」
(キャプテン・MF88土居聖真選手)
「残り試合は少ないが一つひとつ大事に戦って、心に残るようなプレーを1つでも多く、個人としてもチームとしてもみなさんに届けたいと思うので一緒に戦ってほしい」
サッカーJ2・山形対大宮は26日午後1時キックオフ。
さくらんぼテレビではこの試合を生中継する。
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