“果物の女王”とも呼ばれるラ・フランスの販売開始を前に、天童市の選果場で出荷式が行われた。
24日に行われた出荷式には、天童市やJA全農の職員など約60人が出席し、今シーズンの初出荷を祝った。
県によると、猛暑と水不足の影響で、2025年のラ・フランスの予想収穫量は平年と比べ2割少ない1万2400トンを見込んでいる。
実が全体的に小ぶりとなったが、日照量が多かったことで糖度が高く甘くておいしいラ・フランスに仕上がっているという。
(天童市農協果樹部会・寺岡祐なし部長)
「食べごろが難しいと言われる果物なので、なかなか手に取りづらいかもしれないが、ことしは十分糖度が乗っているので、早く切ってもおいしく食べられる」
24日は、あわせて約10トンを積んだトラック2台が関東・関西へ向け出発した。
県内産ラ・フランスは、販売開始基準日の10月28日から店頭に並び、12月中ごろまで楽しむことができる。